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【会長ブログ】 マッキンゼー流とボスコン流(*)


 6月に入りました。

全国的に移動も解除されましたしほとんどの学校も元通りになりそうです。

といいながら北九州市が大変な状況下になっています。

博多からの通勤者や移動者も多いので気がかりです。

 先週土曜日に以前の会社の仲間とZoom飲み会を開催しました。

11名の参加での同窓会でした。10年以上ぶりのかたもおられました。

年齢的には私をはさんでほぼ半々ですので年配者はやはり健康の話題がおおかったです。

大病をされたかたもおられました。

久々の同窓会は初回が盛り上がりますよね。

時間的にはちょっと足りなかったくらいが丁度です。

これはZoom飲み会でも変わりません。

 

 今日のテーマは本格的コンサルタント話題。

マッキンゼー流とボスコン流のお話。

ある本からの流用ですので文末に出展を掲載しておきます。

私たちITCにはIT経営推進プロセスガイドライン(PGL)というバイブルがあります。

世界各国のコンサルティング・ファームには各種の方法論(メソドロジー)があります。

問題定義/構造化/仮説の設定などは通常いずれのコンサルティング・ファームも共通要素が多いです。

実行プロセスも各社特徴はありますが、最後の2つのステップは結論(解決策の策定)と提言になります。

この2ステップが上記の2社で明らかに異なるそうです。

     ボスコン流:ストーリー展開型     マッキンゼー流:ロジック展開型
          (絵がここに挿入できませんでしたので別添付の写真をご覧ください)
 

ボスコン流:

結論を最後に持ってくる。というより答えはコンサルからは言わない。

事実/Findingを順番にクライアントが納得いくように順番に話をしていきます。

クライアントさんは聞いているうちに答えが見えてきて、自分で答えを見つけた気になるのである。

トヨタ生産方式(TPS)も同じ手法だそうです。

 

マッキンゼー流:

結論を先にいう。一番切れ味のいい切り札を最初に出す。

So WhatとWhy Soで結論(提言)をサポートするという手法ですね。

クライアントさんに実践してもらうにはHowの追加も必要です。

私が前の会社で学んだのもこの手法ですね。

バーバラ・ミントさんの「考える技術・書く技術」に代表されるロジカル・シンキングの世界です。

 

どちらがいいという話ではありません。

クライアントさんには気が短いかたもおられますし、じっくりお話を聞きたいかたもおられます。

私たちは両方のスキルを身に着ける必要があります。

もちろん実践も必要です。

このコロナ禍を乗り越えてお客様と一緒にIT経営を実践していきたいですね。

 

  *「コンサルを超える問題解決と価値創造の全技法」 Discover 21出版

     名和 高司著(2018年7月初版)

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