おはようございます。
9月に入りました。
気持ちの問題かもしれませんが、朝晩がずいぶん涼しくなったように感じます。
以前であればお盆が過ぎればという感覚だったのですが、昨今ではそういうこともなく、
まさしく今回の台風一過のおかげかもしれません。
天気予報では北部九州はまた33度以上の最高気温が続くようですが。
本日の話題は導入編にも似たテーマですが、台風の進路予想についてです。
今回の台風10号、ご存じのとおり長期間にわたり日本列島近くに停滞し、
地域によって大きな被害をもたらしたのはご存じのとおりです。
さらに台風からかなり離れた地域、関東や東北、北海道までかなりの雨量を観測しました。
そして進路予想もかなり迷走しました。
当初四国地方直撃の予報でしたが、徐々に西寄りにかわり、
最終的には九州の西側の海から薩摩川内市あたりに上陸という結果となりました。
その後の予報も、上陸後すぐに東寄りに進路を変える予定が、北上し、
その後東に向かい、国東半島から四国に上陸、その後また太平洋に出て停滞しました。
最終的にはその後北上し、ようやく熱帯低気圧にかわり、消滅。
それでも雨の影響は引き続き続きました。
いわゆる雨台風だったということですね。
当初の予報では、925hpくらいの、まれにみる強さで上陸の恐れがあるとのことで、
風の予報も最大では75mを警告するほどでしたが。
さて台風の動きをここで詳細に書いても仕方ないのですが、ブログのテーマは「進路予想」です。
テレビで見ていても、気象庁、米軍、欧州の予報センター等、違う機関の予報を報道してくれていましたが、
個人的な感覚では一番外れたのが気象庁の予報のような気がしています。
気象や星座に興味がある私ですが、別に気象庁をせめているわけではありません。
どこの予報の精度が高いかも、毎回同じ結果が出るわけではないことも理解できます。
そこで、この予報に関して私なりの仮説を立ててみたいと思います。
これは仮説でもなんでもありませんが、最近の気象予報はまずかなり高性能のスーパーコンピューターで実施されています。
コンピュータで予測するということは、当然基となるデータが必要になります。
そこで仮説です。
各システムいつからのデータが保持されているかわかりませんが、
直近のような異常気象(温暖化現象)のデータはかなり限定されているのではないでしょうか?
地球規模でみれば氷河時代もあったわけですが、当然そのデータもほとんどないと推測します。
さらに仮説で考えれば、気象予報や台風の進路予想には、日本列島近海のデータのみでなく、
遠く離れた東南アジアやチベットの気候も関係していると思われます。
そのような地域の基礎データも少ないのではないか。
スパコンという素晴らしいツールで予想をしても、元データが不足、不確実であれば、予報は外れる、
ということではないかと推測しています。
今ほど、コンピュータに依存しない時代の予報は、
予報士さんが自分で天気図を描いて、経験と仮説をもとに予報をしていた。
それによって、当たることもあれば外れることもある。
その経験でまた仮説を修正するということが行われていたのではないでしょうか?
このような現象は生成AIにも通じるものがあるような気がします。
天気予報とは取り扱うデータ量が違うのでしょうが、機会学習や深層学習においても、
元データがなければ何もできないという点は変わりがありませんよね。
生成AIそのものにも仮説の要素がゼロではないのかもしれませんが、
得られた結果を見て、あるいはプロンプトを与えるときに人間の頭脳で仮説を考える、
その作業はまだまだ必要な気がします。
ということで、私たちコンサルタントの「仮説生成力」、まだまだ重要なスキルであることは不変だと感じています。
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