おはようございます。
先週の日曜日(5日)の博多の最高気温は29度を超えてほぼ夏の陽気。
扇風機が必要な状況だったのですが、一転して昨日からは気温がぐっと下がって、
今朝の最低気温は10度をきって一気に暖房が必要な様子を呈してきました。
木曜日からはまた少し気温が上がるようですが、一気に冬に突入という状況になりそうです。
春夏秋冬の日本の四季がどこかに行ってしまったような異常気象状態ですね。
テレビでも放送されていますが、生態系にも変化がいっぱい出ているようです。
先日はある蝶々が北限を超えて現れたというニュースが流れていました。
私は暑さには比較的強いのですが、寒さにはからっきしなので、やや気の重い季節に入っていきます。
先週の土曜日から「ITCケース研修2023 福岡」の秋コースが始まりました。
私どもITC九州では毎年この秋のコースを開催しています。
ケース研修は年2回に分けて開催されていますが、全国的に見て徐々に受講生が増えている傾向にあるようでうれしい限りです。
ITCの資格取得者も7,000人を超えたとの情報もあります。
2001年にITC資格制度が開始されてから長年の大きな課題であった、ITCの認知度も
DXの波の高まりで、一気に上がってきた感があります。
各種の公募資料の中に「ITC等の資格を有する者を含む」のような表現が入っているケースも増えてきていますので、
私たちの存在感が上がってきているのがうかがえますよね。
さて話を戻しますが、私どもの今回のケース研修は、初回と6日目がリアル会場、
3-5日目はオンライン開催となります。
コロナの感染が強かったときはすべてをオンライン開催にせざるを得なかった年があったのですが、
それ以外はこのスタイルで実施しています。
講師としての個人的な感想を言わせてもらえば、このケース研修はリアル開催の方が効果がはるかに大きいと感じているのですが、
ご時世や予算との兼ね合いですべてをリアル開催とするには、厳しいものがありますね。
オンライン開催がいいのか、リアル開催がいいのかの議論も何度かなされているのですが、
決定的な結論は出せずに研修の実施機関の判断にゆだねられているのが実態です。
という実情のなかで、私どもは折衷案としてリアルとオンラインを併用するという形態をとっています。
このケース研修は、座学はほとんどなく、受講生の皆さんに参画してもらって、
ワークショップ形式で成果物を作成してもらいます。
コンサルタントを養成するCase Study的なクラスの実践になります。
そしてこのワークショップのバイブルと位置付けられるのが、「IT経営推進プロセスガイドライン(PGL)」になります。
一般のコンサルティング・ファームが提供するメソドロジー(方法論)とは違いますが、
私どもITCが「お客様のIT経営の実現(ある意味ではDXの推進)」を支援する時の道標が書かれています。
6日間の研修はこのガイドラインに添った形で、チーム活動にはなりますが、
自分たちの提案書を作成するという流れです。
ケース研修の内容に関してはITCの皆さんにとってはおなじみのことなので、これ以上の説明は省略しますが、
ITC資格の取得後にこのPGLに則ったようなコンサルティング経験ができるかというと
なかなかそのチャンスには恵まれないというのが実態です。
もちろん研修で習った知識を部分・部分で活用するという機会はありますが、
全体を通してというのはなかなか得られません。
経済産業省が提唱している「DX認定」のステップは私どもPGLのガイドに非常に似通った進め方になっていますので、
ITCとしてある固有のお客様のDX認定取得を頭からご支援する機会に恵まれれば研修で学んだことを実践することができます。
私どもITC九州としては、このような機会を所属する社員のできるだけ多くの人に経験いただける場を提供したいと考えています。
ケース研修は私どもとITCの方との最初の接点です。
今年度の私どもの研修の募集は終了してしましましたが、
ぜひ次年度以降、皆さまのお知り合い、お付き合いのある企業様にITCケース研修を広報していただき、
多くのITCが生まれることにご支援をお願いします。