今日のタイトルとはずれてますが(いつものことです。ご容赦ください)。
先週水曜日にベトナムの会社の忘年会がありました。
現在現地社員が2,000人強います。生産に従事する社員は3直2交代の交代勤務で働きますので
3回に分けて開催します。
FBやLineでも公開したのですが、1回の参加者が600名以上という大忘年会でした。
ほとんどの社員がバイク通勤ですので、残念ながらアルコール抜きです。
といいながら日本人のテーブルは例外でビール飲み放題なのですが(不平等と感じるか、当たり前なのか微妙なところでした)。
永年勤続表彰(10年/5年)と年間貢献社員の表彰だけで30分くらいかかります(それまでは乾杯おあずけ!)。
忘年会の最大イベントは抽選会!
一等は40インチくらいのテレビ/2等が50リットルくらいの冷蔵庫が社員にあたりました。
以前はバイクが景品のこともあったようですが最近はなしだそうです。
お目当てがこの抽選会なので、抽選が終わると終了のあいさつもないのに、
社員は勝手に帰ってしまいます。
この辺は結婚披露宴と同じで、終了がはっきりしないのがベトナム流ですね。
いろんな体験ができますよ。
長々と前段を書きましたが今日のテーマ「心を開く/閉ざす」ということについて。
最近に限ったことではないのですが、ちょっと思い当たることが2度ほどあったので
このテーマに行きつきました。
日本で仕事をしていると、あうんの呼吸や忖度の世界がありますので、
明示的な意思表示をしなくても(本音を言わなくても)
仕事の遂行に困らないというのが普通に思えますが。
海外での仕事はそうはいかないですね。
仕事の指示や、報連相、評価などきっちりと手順を追って説明してあげないと
なかなか私たちが期待する結果・行動は得られません。
相手の本音を聞き出すにはこちらから「心を開く」という姿勢が必要だと考えます。
カウンセリングの世界に「自己開示」という言葉あるのですが、
自分が本音・本気で付き合わないと相手もその気になってくれないということになります。
現地を指導する日本人赴任者もなかなかその大切さに気付かないところがあるようです。
組織の階層を利用した上意下達(ある意味のパワハラ的な指導)で仕事を進めてしまうケースが多いように感じます。
先週あるセミナー(日本人向け)に参加したのですが、その会社の社長さんは
トップ以外(社長)以外の日本人は組織の長ではなく、
アドバイザー(相談役)として配置してきました、とのお話をしてくれました。
海外法人の運営には「現地化」ということが必ず謳われるますがその道は簡単ではありません。
この会社さんのやり方は示唆の大きいものがありました。
私たちの仕事は、提言を認めてもらって実行してもらうのが大きな比重を占めます。
自らが「心を開いて」すべてのクライアントさんに接しているかを自問してみる時間も必要かもしれません。
ではまた次週!