師走になりましたね。
前に努めていた会社は12月決算でしたので、営業職でない私でもいろいろなプレッシャーの中でこの時期を過ごしていました。
そうはいっても私たちのようにシステム提案をベースにするビジネスは、物を売る商売とは異なり
一朝一夕に契約に結び付くわけではありませんので、どこかであきらめモードになっていた感もありますが。
それでも営業の人たちはさすがだと感じていました。
契約をいただくことに対する執着心、売り上げを1円でも挙げるということに対する情熱は素晴らしいと思いました。
実は私自身ある時期自分が営業になりたいと上司に相談したことがあったのですが、
相手にしてもらえませんでした。
いまとなればこうやってコンサルタント(ITC)としての天職につくことができたので
よかったと感謝しています。
さてテーマのとおり、いま福岡でITCを目指す方々向けの「ケース研修」を実施しています。
ITCの資格を得るためには、このケース研修の終了と学科試験合格の両方が必要になります。
最近のケース研修は6日間なのですが、私たちが資格を取得した時代は15日間も研修がありました。
福岡では毎年1回、年末・年始に実施しているのですが今回はなんと15名の受講生です。
ITC協会は、「第二の創業計画」をかかげてITC資格者の大幅増員(最終目標:2万人)を目指していますのでうれしいかぎりです。
ありがとうございます。
この6日間のコースですが、学ぶ内容は15日間と遜色がありませんので、
受講生の皆さんは大変だろうと感じています。
1日/2日/2日/1日と2週間おきに週末を費やしていきます。
日程が短縮された分、事前のWebでの学習や、宿題(レポート課題)が課せられますので、
実務を持ちながらの参加は負荷がかかります。
でも参加者の皆さんは本当に顔に疲れを見せずに頑張ってくれます
学んでいく内容の前半は企業経営の原点に触れていきますので、通常の受講生の皆さんには本当にハードルが高い課題だと思います。
私たち講師陣はテキストや実コンサルを通して何度か経験を積んでいますので、
それなりにこなせると思うのですが
ほぼ毎日新しいことにチャレンジして皆で議論をしていきます。
本当に真摯な議論を何時間も続けます。
皆さんの体力に敬服です。
最近の受講生のかたと接して感じることの一つにファシリテーション・スキルの向上があります。
皆さん実務でいろいろ体験されているのでしょうね。
それとプレゼンテーションが皆さんお上手です。
これらの二つはコンサルタントにとって大きな武器になります。
話し方や、ファシリテーション・スキルを改めて学ばなくても一定以上のスキルをお持ちなわけですから、
有効に活用してもらいたいものです。
もちろんそれらに関しても新たに正式な学びの場をとってさらなる飛躍を目指すということは大事ではりますが。
私たち講師陣もいつも受講生の皆さんから新しい気付きや情熱をいただきます。
それをエネルギーにしてこれからも頑張っていきたいと思います。
伴に切磋琢磨してITCを盛り上げていきたいものです。