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【会長ブログ】移動しているだけで仕事をしている気になる?


 今日も素晴らしいお天気の福岡です。

気象台は梅雨の中休みと報じていますが、梅雨入り宣言があった直後にも

好天が続いて同じような発言があったような気がします。

最近の梅雨は降るときと降らないときがはっきり分かれる陽性型の梅雨が多くなった気がしませんか?

私が子供のころの梅雨というと毎日シトシトと雨が降っていた記憶がありますが......

梅雨がないと言われていた北海道でも雨が降るようにもなっているようです。

いつも思いますが日本の温暖化、地球の温暖化の影響ですかね。

 

 19日からは地域をまたいでの移動が解除されました。

テレビ報道ではそれなりに人の移動が活発化されたというニュースがしきりと流れます。

観光地も人の動きが徐々に増えているようです。

経済効果と感染抑制との両方良しは解けない問題のように思えますので難しいですよね。

私たちコンサルタントがよく使う4象限チャート、2X2とも言いますが、

縦軸に経済効果拡大、横軸に感染抑制と書いてみましょうか?

この問題は一方を立てれば片方が立たずの問題になると思います。

コンサルタントはこのような要素を選んではいけないと教えられます。

その際は縦か横の要素を変える必要があります。

ただし今日選んだテーマはそれが主題ではなここでいのでいったん離れたいと思います。

 

 私も6月に入ってから徐々に国内の出張を始めたのは、このコラムでもお知らせしている通りです。

そこで気づいたことがあります。

新幹線での1.5時間くらいの往復なのですが、移動時間も仕事をしているような気になるものですね。

前にも書きましたが私は移動時間のほとんどを何らかの読書に使います。

「日経コンピュータ」のようなビジネス書、それ以外のビジネス書、そして小説類です。

最近の私たちの仕事のやり方は、このようにPCに向かって資料を作る、計画を立てる、

報告書をまとめるなどがほとんどです。

したがって移動中というのは仕事をしている気にならないのが普通だと思うのですが、気分的にはそうではないのですね。

 

 拘束時間という意味で見れば労働時間にはいるのでしょうが、内容的には仕事といえない気がするのですが。

出張手当とかが支払わる習慣を考えるとこの移動時間そのものが労働とみなされるのが当たり前なのかもしれません。

今回コロナ・ペンデミックの影響でテレワークが注目されています。

ジョブ型という新しい概念や基準が導入されてくるのでしょうね。

成果が問われる時代が来ます。もともと営業職には成果主義が浸透していましたし、

私が以前勤務していた会社は私たちコンサルやエンジニアにも成果主義的な評価基準を設けていました。

日本でも「成果主義」の導入が声高く叫ばれ、多くの企業で導入が試みられましたが、なかなかうまく機能しませんでした。

「虚妄の成果主義」というビジネス書が売れたのも覚えています。

 

 私たちITCに求められる支援も当面はテレワーク導入のシステム的な相談が増えるのかもしれませんが、

それが一巡するとまさしく働き方改革そのものの相談事が増えてくるように思います。

その時になって焦らないように今のうちから情報収集と武装をしておきたいものです。

 

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