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【会長ブログ】 エビングハウスの忘却曲線


 おはようございます。

先週のブログの冒頭は球磨川の洪水被害から始まったのですが、1週間たった今日も雨が降り続いています。

前回ほどの大きな被害は九州では報告されていませんが、まだまだ行方不明者や死者の数が増え続けています。

人吉や天ヶ瀬温泉の被害は尋常ではありませんね。

天ケ瀬温泉は以前何度か訪れたことがあります。

川沿いの露店風呂にも入りました。

被害にあわれた方々へ改めてお悔みをお伝えします。

月並みな言葉ですが、何とか頑張っていただきたいと思います。

 

 このような災害が起こるたびに繰り返される言葉、「何十年もここに住んでるのに、こんなことは初めてです」。

「想定外の・・・」、「信じられません」などなど。

ふと思い出しました。「エビングハウスの忘却曲線」。

今回のケースにあまり適切な例えではないかもしれませんが。

エビングハウスの忘却曲線はご存知の方も多いと思います。

記憶に関する研究です。

   ・20分後には42%忘れれる

   ・1時間後には56%を忘れる

   ・1日後には66%

   ・1か月後に残るのは約20%くらい

その後の忘却率は下がりますが。

 

 この忘却を止めるには繰り返しの復習が必要です。

私たちが学んだことを記憶にとどめて、実のあるものにするにはたとえば1日後に復習をします。

そうすると記憶が最初のレベルに復活します。

2日後、1週間後、1か月後に復習をすることにより、ほぼ100%の記憶が定着します。

 

 震災や大規模災害に対する対応、忘れているわけではないはずなのですが、

この忘却曲線の実態が繰り返されているような気がしてしまいます。

コロナ禍の中、膨大な支援金が支出されています。

今回の水害でもまた国や県がかなりの支出を余儀なくされます。

 

 このような環境です。

なんとか教訓を生かせる社会にできるよう私たちができることを続けていくしかないのでしょうね
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