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コラム

【会長ブログ】まだまだ遠い道のりDX?


 おはようございます。

今日も素晴らしいお天気の博多です。

天気予報では今週はずっと晴れマークが続きます。

ゴルフや紅葉狩りなど外に出てみたくなります。

再来週には3連休もありますし、Go Toもありますので皆さんもいろいろとPlanがおありではないでしょうか。

私たちもGo Toを活用して普段なかなか宿泊できないような高級ホテルや旅館に宿泊する計画をたてています。

 

 さて今日のテーマはあくまでも私の私見ですのでそのつもりでお読みください。

政治的な内容にも意見するつもりはありません。

先週後半はアメリカの大統領選一色でニュースが占有されましたね。

ある放送局のなかで、直接選挙権もない日本人がこんなに関心を持っている。

アメリカの国民はどのような感覚でこの選挙を見守っているのでしょうか?という意見がありました。

私も時間があればしょっちゅうテレビのスイッチを入れて結果を見守っていました。

現時点で一応バイデンさんの勝利が確定という流れのようですが、

この後トランプさんがどういう動きをするかがまだ未確定の要素がありますね。

 

 今回の選挙戦をみていて感じたことの一つにタイトルの「まだ遠い道のりのDX」がありました。

報道されているとおり郵便投票の集計遅れ(各州におけるルールの違いの影響もありますが)が今回の混戦を招いた要素がありますよね。

郵便投票、つまりアナログデータの取り扱いです。

DX実現の段階として、「デジタイゼーション」 ⇒ 「デジタライゼーション」 ⇒ 「デジタル・トランスフォーメーション」

と定義されています。

まさしく今回の選挙の集計を遅らせたのがこのデジタイゼーションの遅れにあることはあきらかですよね。

法律の制約もありますし、合衆制という特殊要素もあるかと思いますが、

あのアメリカでもまだこの領域は遅れているということになります。

 

 日本のコロナ禍での集計や支援金の支給でも同じ脆弱性が指摘されました。

感染数の集計やタイミングが違うのでFaxで送られてきたデータを手入力して、

報告しているという報道が初期のころ盛んに流れていました。

支援金支給におけるシステムの不具合はIT活用を生業とする私たちからみると、

とても恥ずかしいといえるような実態が明らかにされました。

このような時勢、「DX:デジタル・トランスフォーメーション」がうちでの小槌のようなイメージで

まさしく日本におけるIT利活用の遅れをとりもどす魔法のようにとりざたされています。

本当にそうなのでしょうか?

私たちは何十年も前からITはしょせん道具です。

活かすも殺すもユーザー/経営者次第なのですという言い方をしてきました。

また同じ轍を踏まないようにしたいものです。

 

 私たちへの支援依頼もこのDXに関するテーマが増えてきています。

私も今改めて勉強中ですが、これがDXですという定義はなかなか難しいですね。

「DXを導入する」とか「DXを実現する」とか単純にいえる世界ではないように感じています。

ステイク・ホルダーの数が増えます。

関連するプロセスやチャネルも格段に広がります。

社内だけではなく社外(お客様先)まで影響範囲が拡大します。

まだまだデジタイゼーションから見直していかないといけないのが現実ですから

DXの実現には道のりが遠いというのが私の今日の感想でした。

 

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