おはようございます。

梅雨の中休みというにはあまりにも素晴らしいお天気の博多です。

梅雨前線が南に偏っているので、このところの北部九州はとてもいい天気が続いています。

前線が横に長いのと台風の影響で東海・関東地方に雨が降りやすい状況が続いていますね。

今回の雨は前回ほどの量にはならないようですので、若干安心かと思います。

話が飛びますが今朝は月1回の新聞休刊日です。

紙面での新聞購読者数は徐々に減少しているそうですが、私はまだまだ実物派ですねー。

朝新聞を読めないとなんとなく、寂しさや手持無沙汰を感じます。

旅先や出張先でも基本、新聞を読むのが習慣になっています。

習得できる情報量だけを考えれば今はもう紙の新聞に頼る必要はない時代なのでしょうが、

慣れなのでしょうか離れられない感覚です。

老眼が若干進んで小さい文字を読むのが少しつらくなりつつあるのは残念ですが。

 上記の新聞の話にも近いのですが、本を読むスピードが落ちている気がしてきています。

実は今、村上春樹さんの「街とその不確かな壁」を読んでいます。

このような文芸書的な作品を読むことは少ないのですが、人気につられて手を出してしまいました。

評判どおりとても魅力的な本なのですが、読み進むスピードが遅い気がして気になっています。

以前の「1Q84」の時はもっとハイスピードで読み進めたような気がするのですが、

統計データがあるわけではないので気のせいかもしれません。

この種の本は私が普段読み慣れているサスペンスものと違って、

文章を味わいながら読み進める本だと思いますので、スピードが遅くなってもしかたないのかもしれません。

サスペンスやミステリ系の本は、作者と読者のだましあい的な要素、

トリックを暴きたいみたいな楽しみで読んでいきますので、

早く結論にたどり着きたいという意欲に掻き立てられて、次々と先を読んでいく。

勢い読むスピードも速くなる、そんな気がします。

今回の村上さんの著作も現実的にはありえない、幻想的な世界を描いていますので、

「先が気になる、結末がどうなるのか」という読者の意欲を掻き立ててくれています。

それでも少しスピードが遅い気がしているのです。

 読書の量やスピードが落ちているのは、時間の使い方の問題もあると感じています。

自宅でPCに向かってする仕事時間が大半になってしまったこの頃は、

移動時間に読書をするという習慣をほぼなくしてしまいました。

さらに移動中でもスマホでメールをチェックする、検索をするという時間の使い方をしてしまいますので、

読書の時間はさらに減ってしまいました。

知的資産を蓄えるのには、目から入ってくる情報を脳の中に蓄積して、

それを醸成していくプロセスが必要だと思うのですが、そのような過ごし方をする機会がずいぶんと減ってしまいました。

情報量の管理・検索レベルに関していえば雲泥の差がでているこの頃ですが、

情報を利用するスキルは決して向上していないのかもしれません。

 突然話が飛びますが、子供のころ、と言っても中学生か高校生のころだと思いますが、

地球に極大な彗星が衝突して3日後に地球は滅亡します。

「さてあなたは何を一番したいですか?」という架空の質問をしたことがあります。

その時の私の答えは、「一睡もせずに本を読み続けたい」だったのを思い出しました。

優等生的な回答かもしれませんが、それなりに読書が好きな少年だったのでしょうね。

今回の村上さんの小説にもそのような本好きの少年が出てきます。

私のレベルとは全然違う無類の本好き少年ですが。

 話があちこち飛んで支離滅裂な内容になってしまいました。

結論は、「本を読む/読める時間を大切にしたい」ということでした。

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